「関西将棋フェスティバルinMBS～オンラインで見れますよ！～」2日目開催報告

2021年6月13日(日)にイープラス Streaming+にて「関西将棋フェスティバルinMBS～オンラインで見れますよ！～」をMBSちゃやまちプラザより配信いたしました。6月5日に続きイベントの二日目となります。

主催：公益社団法人日本将棋連盟

協賛：渥美雅之様

協力：MBS（毎日放送）

【出演棋士】

　豊島将之竜王・畠山　鎮八段・都成竜馬七段・西川和宏六段

　冨田誠也四段・古賀悠聖四段

　第１部：室田伊緒女流二段、第２部：森本尚太アナウンサー

2日目のスタートは変則将棋の一つであるオセロ将棋を行いました。

駒が挟まれるとひっくり返るので玉の耐久力が見た目以上にあり、優勢でも中々仕留めきれない都成七段は「早く楽になりたい...。」と苦笑い。西川六段の粘りを振り切り華麗に詰まし都成七段の勝利となりました。終局の頃には畠山八段が一番オセロ将棋のコツを掴んでいました。

コーナーの場面転換の時間を利用し、室田女流二段がチャットを拾う形で豊島竜王に質問していただきました。飛行機移動についてなどをお話いただきました。

事前に参加者からいただいた質問（関西将棋会館での思い出・朝起きて一番最初にすることなど）からそれぞれお答えいただきました。また、ゲスト出演棋士の事前回答を紹介し出演棋士予想クイズを行いました。出演棋士による予想は、関西将棋会館の北畠時代の話が出たことから谷川浩司九段・桐山清澄九段・福崎文吾九段が候補にあがりました。

第１部の最後は１日目からトーナメントを勝ち上がってきた冨田四段と古賀四段による決勝戦。１回戦と同じく5分切れ5秒加算のフィッシャールールで行いました。

先手古賀四段に対して後手の冨田四段が中飛車の対抗系となりました。古賀四段が端攻めでリードを奪ったかに見えましたが、冨田四段が振り飛車らしい粘りを見せ、熱戦を制しました。

勝者の冨田四段はイベント最後を飾る記念対局で豊島竜王への挑戦権を獲得しました。

第２部の初めはゲスト棋士をお呼びしてのトークコーナー。リモート出演予定でしたが、現地にお越しいただけました！

ゲスト棋士は豊島竜王の師匠である桐山清澄九段にお越しいただけました。師匠との思い出などのトークテーマに加え、桐山九段が豊島竜王へ長年聞けなかったことを質問されました。

森本アナが畠山八段に挑戦する脳内将棋はWonder将棋のリベンジ戦。

今回は畠山八段のみ目隠しでのハンデ戦となります。畠山八段が加藤九段のモノマネもそこそこに攻め将棋の本領を発揮。解説陣の番外戦術？を物ともせず森本アナを圧倒しました。

第２部も各コーナー間の場面転換の時間を利用してコメント紹介と質問にお答えしました。

1回目は冨田四段と古賀四段の新四段コンビ。奨励会時代の質問が多く寄せられました。

2回目は豊島竜王と森本アナ。好きな色やものなど好みに関する質問が多く、他には対局に関しての質問も寄せられました。

3回目は都成七段と西川六段。お二人らしくフェレットとお酒に関する質問ばかりいただきました。

将棋に関するクイズに都成七段・西川六段・古賀四段の３人で競っていただきました。判定役は畠山八段。同じ間違え方をするなど謎のリンクにより横一線でしたが、囲いに関するクイズで都成七段が抜けだすとそのままリードを守り切りました。西川六段の味のあるSHOちゃんが良かったと思います。

イベントの最後は新四段トーナメントを優勝した冨田四段と豊島竜王の記念対局。戦型は冨田四段先手でゴキゲン中飛車となりました。冨田四段が若々しく技を駆使しますが、豊島竜王がリードを奪ってからは終始手厚い手を重ね、勝負勝負と迫る冨田四段を振り切っての貫録勝ちとなりました。